大正10年5月に初代山下新吉が石工事業を主とする山下組を大阪の市岡に創業。
創業以来、鉄筋工事、建造物解体工事、重機土木工事等、建築専門工事業一筋に株式会社大林組をはじめ、株式会社竹中工務店、清水建設株式会社等の協力会社として、豊富な経験と優秀な技術力をいかんなく発揮して参りました。世界恐慌から第2次世界大戦に至る激動の時代にも地道な営業を続け、初代山下新吉から引き継いだ二代目の山下常三郎こと中野常三郎が、戦後の焼け野原からの大阪の町づくりに尽力してまいりました。

 昭和36年3月には個人組織を法人に改め、株式会社山下組を設立。その後、日本は高度経済成長期を迎え、吹田市で開催された万国博覧会ではアメリカ館を始め多くの工事を手掛けました。

 昭和46年に本社ビルを大阪市北区に新築、昭和47年1月、中野常三郎が勇退、中野隆雄が第三代社長に就任いたしました。さらに、同年3月寝屋川市仁和寺に大阪初の鉄筋加工工場であるヤマシタ鉄筋加工センターを開設し、以来、最新の設備による鉄筋の加工及び技術の向上に傾注してまいりました。当時の工事としましては大阪市内では大阪市役所、大阪駅、大阪全日空ホテル、さらには北陸の地にて、大飯、もんじゅの原子力発電所新築工事があります。後の建設業冬の時代、そしてバブル経済と日本の好不況の中、弊社は大阪を代表する多くの建築物を施工してまいりました。平成3年5月、会社設立30周年を期に、CIを実施し、株式会社山下組から株式会社ヤマシタに社名を変更いたしました。バブル期にはWTC、関西新空港、南海サウスタワーホテル等ビッグプロジェクトに豊富な労働力を提供しました。

 バブル経済の崩壊後も堅実な経営に努め、平成7年の阪神淡路大震災の際には、被災地神戸の復興に貢献してまいりました。主な施工として神戸デパート解体工事、甲南大学復興工事、大阪では、大阪ドーム、大阪市中央体育館、大阪城平成の大改修、大阪球場解体工事があります。

 平成12年2月、中野隆雄が会長に就任すると共に中野岳之が社長に就任。同年3月、鉄筋工事業としては日本で初めて、弊社の品質を約束する国際標準規格ISO9001を認証取得。最近では馬場町のNHK,ユニバーサルスタジオ、北浜大阪証券取引所解体工事等を施工しました。

 創業以来80余年、数多くのご指導、ご鞭撻をいただき、現在の会社を築いてまいりました。
これからは「温故知新」前を向いて21世紀のヤマシタを創ってまいります。
 


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